三月菓子は、その名の通り、旧暦三月三日の桃の節句に作る琉球の時代からの伝統的な揚げ菓子です。
沖縄では旧三月三日はハマウリ(浜下り)と呼ばれ、昔は浜に重箱を持ち寄って楽しくお重開きをしたそうです。このとき伝統的にフーチ餅(ヨモギ餅)や三月菓子などが詰められていました。
三月菓子はサーターアンダギーとよく似たお菓子ですが、ふくらし粉(ベーキングパウダー)が少し少なく、また薄く作るので、サーターアンダギーよりもサクサクした食感が楽しめます。

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三月菓子
分量:4 人分
材料
- 2 個 卵
- 1 カップ 砂糖
- 20 g バター ラードを使うこともあります
- 40 g 落花生
- 2½ カップ 小麦粉
作り方
- 落花生は細かく砕いておき、小麦粉はふるいにかけておきます。バターと砂糖をすり鉢ですり混ぜて、卵を1個ずつ割り入れて混ぜます。なめらかになったら、小麦粉と落花生を数回に分けてざっくり混ぜ合わせます。
- 出来上がった生地はビニール袋に入れて冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
- 台に軽く打ち粉をして生地を軽くもんで、半分にちぎっておきます。ちぎったうちのひとつを棒状に伸ばし、手で厚さ1センチ、幅4~5センチほどに伸ばしたら、3センチずつ切り分けます。切り出した生地に2本切り込みを入れておきます。
- 厚手の鍋にたっぷり油を入れ150度ほどに熱したら、切り込みを下にして生地を入れきつね色に揚げる。
【補足事項】
- 成形しやすくするために、冷蔵庫でよく冷やしてください
- 落花生をたっぷり入れると良い香りになります
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